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福岡県

 福岡県みやま市の小学校で2月、1年生の男子児童(当時7)が給食をのどに詰まらせ死亡した事故で、有識者による第三者委員会の市学校安全調査委員会が22日、調査結果と提言をまとめ、待鳥博人教育長に答申した。事故は献立のおでんに入っていたウズラの卵の誤嚥(ごえん)によると認定したうえで市教委や教職員の誤嚥事故への認識不足や、十分な救命講習を教職員が受けていなかったことを指摘した。

 委員会は文部科学省の学校事故対応に関する指針に基づき、4月に設置され、弁護士や医師、PTA代表ら7人が14回の会合を重ね、教職員や遺族らへの聞き取り調査などをした。

 答申後の記者会見で、委員長…

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