サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねた23歳以下(U23)アジア杯は25日、カタールのドーハで準々決勝があり、インドネシアがPK戦で韓国を破り、初のベスト4入りを果たした。次の準決勝に勝てば、1956年以来の五輪出場が決まるため、国内で期待が高まっている。
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試合は、一進一退の攻防になった。インドネシアは前半を2―1でリードして折り返したものの、退場者を出した韓国が後半に同点に追いつき、意地を見せた。
延長戦では互いに勝ち越しゴールを奪えず、勝負はPK戦に。ここでも手に汗握る展開になったが、インドネシアのゴールキーパーがセーブするなどして勝利を決めた。
現地メディアによると、インドネシアは56年のメルボルン大会を最後に、サッカーで五輪に出場していないという。
現地メディアは「劇的勝利は韓国ドラマのハッピーエンドのようだ」「韓国のパリ五輪への夢を打ち砕いた」などと報じた。
インドネシアのサッカー協会会長のエリック・トヒル氏は「アジアの巨人、韓国を相手に信じられない勝利だ」とSNSに投稿。ジョコ大統領も「並外れた偉業だ。パリ五輪の切符獲得を願っています」と投稿し、祝福した。
韓国出身の監督は「難しい」心境
一方、この試合に敗れた韓国…