【動画】三内丸山遺跡のすぐ隣を流れる川の水と土を使い、ビオトープを作った=伊藤唯行撮影
青森総局のビオトープ作りでは、青森市森林博物館の館長、辻村収さんからも助言を得た。県内に生息する植物のスペシャリストだ。
11月26日に沖館川上流で川の土を採取し、その足で博物館を訪れた。土と一緒に採ってきた植物の中に、育てるべきではないものがあるかを見てもらうためだった。
植物は確認できるだけでも十数種類は入っていたため、細かな検証まではできなかったが、辻村さんは「まあ、危ないものはないと思います」。毒性のあるもの、栽培が禁じられているものなどは見当たらないとのことだった。
素人の自分にも分かったのはタンポポぐらい。外来種が紛れ込んでいる可能性もあるとのことだった。わざわざ外来種を育てるのは好ましくないが、春に芽吹いたら改めて辻村さんに見てもらい、必要があれば取り除くことにした。
翌27日、ビオトープを設置。他の総局は庁舎内のベランダなどを使っていたが、青森には適した場所がなく、局舎前の駐車場に置くと決めた。
プールになるトロ舟は縦1メ…