投票率が低いと言われる日本の若者。政党側がそれで若者向けの政策を後回しにすれば「悪循環」だ。
悪循環を脱却するための、若者にとっての「闘い方」とは？ 政治学者の谷口尚子さんに聞きました。
- なぜ若者は斎藤氏、国民民主、石丸氏に投票したのか その2つの争点
総選挙では若い世代が国民民主党を支持したと言われましたが、日本の若者は他の年代に比べて投票率が低く、投票に行かない人が多数派です。これは、選挙を通じた政治参加にあまり期待を見いだしていないことの表れであり、自分たちの利益を代表する政党がない、候補者がいない、ということなのだと思います。
政党側からしても、投票率の低い若者に照準を合わせるのは効率があまり良くない。確実に選挙に行ってくれる中高年層に政策を合わせた方が得策、となってしまいます。これでは、若者と政治がますます離れる悪循環に陥ります。
そもそも政治にはとても時間…
