政治資金規正法の再改正をめぐり、焦点となっていた政策活動費廃止について自民党が野党側に歩み寄った。野党から「抜け道」と指摘を受けていた点を修正する。一方、党の支出先を非公開にできる「公開方法工夫支出」を新設する自民案については「新たなブラックボックス」との批判が相次いだ。
13日の衆院政治改革特別委員会。自民の政治改革本部の事務局長である小泉進次郎氏が各党にこう呼びかけた。
「みなさんが言うとおり、(政策活動費の支出元について)すべての政治団体に網をかける。私たちがそういう立場になれば、一致できるか」。立憲民主党、続いて日本維新の会、国民民主、公明、共産の各党の代表者が相次いで同意した。小泉氏は「公開と熟議。一つ一つ歩み寄るべきは歩み寄る」と胸を張った。
政策活動費の廃止について…