秋篠宮さまが皇族数確保のための制度改正議論をめぐり「皇族は生身の人間」と述べ、該当する皇族がどのような影響をうけるのかなどを理解するよう宮内庁に求めたことを受け、同庁の西村泰彦長官は12日の定例会見で、「十分お話をおうかがいする機会はなかったと反省しています」と語った。
西村氏は秋篠宮さまの発言は「まさにその通りで、宮内庁の職員として心しておかなければいけないこと」と言及。皇族方から十分に話を聞く機会がなかったとして、「色々な話を今後ともうかがっていきたい」との考えを表明した。
秋篠宮さまは59歳の誕生日に際した会見で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案など制度改正の議論をめぐり、「該当する皇族は生身の人間」と指摘し、制度によって「どういう状況になるのか、どういう考えを持っているかを宮内庁のしかるべき人たちは理解しておく必要がある」と訴えた。