京都五花街の芸舞妓(げいまいこ)が、南座(京都市東山区)で開かれている歌舞伎の吉例顔見世(きちれいかおみせ)興行を観劇する「花街総見(かがいそうけん)」が2日、始まった。
芸舞妓が芸事の勉強を兼ねて観劇する恒例行事。この日は祇園甲部の芸舞妓が白塗り化粧に晴れ着姿で、桟敷席から新作歌舞伎の「蝶々夫人」などを鑑賞した。舞妓の穂乃佳さん(18)は「お勉強させてもろて、日々のお稽古にいかしたいと思います」と話した。
「大津絵道成寺」では、上あごおよび鼻骨骨折で休演の片岡愛之助に代わり、中村壱太郎が舞台に立った。吉例顔見世興行は22日まで(10、16日は休演)。