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愛媛県立伊予農業高の「愛媛の給食『みかんご飯』の新定番!元祖シトライス」=西日本高速道路サービス・ホールディングス提供
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 四国4県の高校生が地元食材を使った丼などのご当地メニューを考案した。各県の高速道路サービスエリア(SA)で12月22日まで販売される。SAの運営会社は「四国で育まれた魅力的な食材を味わってほしい」としている。

 SAを管理運営する西日本高速道路サービス・ホールディングス四国支社(高松市)によると、四国の食の魅力発信と地産地消の促進をテーマにしたメニュー開発を、徳島県立池田高三好校(三好市)▽香川県立観音寺総合高(観音寺市)▽愛媛県立伊予農業高(伊予市)▽高知県立高知農業高(南国市)の4校に依頼した。生徒が考えた計50品のレシピをもとに、販売店舗と各校の生徒が意見交換して4品の販売メニューを決めた。

 池田高三好校の「そうめん革命!にし阿波担々風半田メン」(1050円)は、地元産の阿波尾鶏を肉みそに使い、鶏と鳴門金時の天ぷらをのせた。徳島自動車道の吉野川SA上り線(東みよし町)で販売する。

 観音寺総合高の「骨付(ほねつき)鶏風!やみつき丼」(1180円)は、鶏もも肉を丸ごと焼いた香川のご当地グルメ「骨付鶏」をアレンジし、レタスとレモンを添えた。高松自動車道の豊浜SA上り線(観音寺市)で販売する。

 伊予農業高の「愛媛の給食『みかんご飯』の新定番!元祖シトライス」(1140円)は、地元メーカーがつくったミカンジュースで炊いた米を使い、スパイシーなタコライス風に。松山自動車道の石鎚山SA上り線(西条市)と伊予灘SA上下線(伊予市)で販売する。

 高知農業高の「〝プリっと食感〟四万十鶏のガリバタ丼 高知県産ししとう添え」(1380円)は、地元産の四万十鶏とシシトウをガーリックとバターで仕上げた。高知自動車道の南国SA上り線(南国市)で販売する。

 同社は農業、食品、調理などを学ぶ四国の高校生が考案したメニューを期間限定で販売する、ご当地メニューフェアを2022年から続けている。

 担当者は「お客さまや高校生にも好評なので、今後も地元の高校と連携してフェアを開催していきたい」と話している。(森嶋俊晴)

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