写真・図版
散歩中の男性が撮影した白色に見える鹿=2024年10月17日早朝、広島市安佐北区
  • 写真・図版

 広島市安佐北区の住宅地に近い河川敷で10月の早朝、白色に見える鹿が、散歩中の近所の男性の視界に入り、写真に収めた。

 白い鹿は「神の使い」とも言われる。「光っているようで神々しかった」と男性。記者が近くの動物園に確かめると、「突然変異の可能性も」。

 男性は今月、同じ河川敷でふたたび白色に見える鹿に遭遇した。「もしかしてと思って近づくと……。こんなこと、あるんですね」。鹿は逃げることなく、男性をしっかりと見つめた後、川を渡って山に戻っていったという。

 ただ、野生動物は人に危害を加える恐れがあり、同区の担当者は「柵の設置など、しかるべき対応を取ります」。神の使いだとしても、そうするしか仕方ないようだ。(根本快)

共有