トランプ次期米大統領は25日、中国からの輸入品に対して、10%の関税を上乗せする考えを示した。米国で社会問題となっている合成麻薬「フェンタニル」の中国からの流入が止まらないとして、関税で対抗する。さらに隣国メキシコとカナダからも、麻薬や不法移民が流れ込んでいるとして、両国に25%の追加関税を課すとした。いずれも自らのSNS上で表明した。
トランプ氏は、フェンタニルなどの麻薬の流入について、「中国と何度も話し合ってきた」が、事態は好転していないと主張。事態が収まるまで、米国に輸入されるほぼ全ての中国製品について、10%の関税を追加するとした。
トランプ氏は選挙戦で、全ての中国製品に60%の関税をかけると主張してきたが、それとは別枠となるみこみだ。
カナダとメキシコについても…