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日曜こども将棋スクールで対局する子どもたち=2024年11月24日午前9時26分、大阪市福島区、川村さくら撮影
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 40年以上関西の将棋文化を担ってきた大阪市福島区の「関西将棋会館」。高槻市に移転することになり、24日、2階の道場が最終営業日を迎えた。利用してきた子供たちからは「ずっと通ってきてふるさとみたいな場所だった」などの声が聞かれた。

 福島区の将棋会館はJR大阪環状線の福島駅から北へ歩いて3分。5階建てで、れんが様の外壁には「将棋会館」と縦に大きく文字が並ぶ。

 会館の建設は棋士たちの念願だった。戦後、対局場は高段者や後援者宅を間借りしたり、民家を購入して拠点にしたりしたが、1981年にようやく会館が完成。数々の名局が生まれ、2階の道場ではプロ棋士も輩出した。

 30年勤務する日本将棋連盟の職員は「幼稚園児だった豊島将之九段がお母さんに手を引かれて初めて来た日や、いつも兵庫県三田市からひとりで電車に乗ってきていた冨田誠也五段の姿はよく覚えています」という。

 90年代の羽生善治九段、そ…

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