ケニア西部のエルゲヨマラクウェトで18日、軍のヘリが墜落し、軍トップのフランシス・オゴラ司令官を含む軍幹部ら計10人が死亡し、2人が負傷した。ルト大統領が記者会見で発表した。家畜のウシの略奪をめぐり、暴力の応酬が頻発する地域を視察していた。墜落の詳しい原因はわかっていない。
ルト氏は会見で「オゴラ司令官の死は、私にとって痛恨の極みで、我々みんなにとっての悲しみだ」と述べた。地元紙「スター」などの報道によると、ヘリは近くの小学校を離陸後、まもなく墜落して炎上した。墜落を受けて、ルト氏は18日、緊急の国家安全保障会議を開いた。
「スター」によると、オゴラ氏は2023年4月、軍の最高位で、大統領の主要軍事顧問を担う司令官に就いていた。(今泉奏)