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警視庁本部

 SNSで募った女性を売春目的で風俗店に紹介したとして、警視庁は、職業不詳の遠藤和真容疑者(33)=東京都新宿区西新宿6丁目=ら5人の容疑者を職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で逮捕し、19日に発表した。

 同庁は、遠藤容疑者らがホストクラブの売掛金などを抱えた女性らについて、売春目的で性風俗店にあっせんするスカウトだったとみている。

 保安課によると、逮捕容疑は2022年7月~今年4月ごろ、当時20代の女性4人を大分県別府市のソープランドに売春させる目的であっせんするなどしたというもの。

 遠藤容疑者らはX(旧ツイッター)上で応募した女性に身長や体重、顔写真などの特徴を送らせ、全国の風俗店に紹介していた。このうち最も高額な報酬を提示してきた店に女性を紹介。女性が稼いだ額の15%を手数料として店から受け取っていたという。

 同庁は遠藤容疑者らがSNSを通じて緩やかに結びつく「匿名・流動型犯罪グループ」のリーダーとみている。これまでに46都道府県の約350店舗に女性を紹介し、数億円の手数料を受け取っていたとみて調べている。(吉村駿)

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