自民党と立憲民主党による一騎打ちとなった東京都議補選(武蔵野市選挙区、被選挙数1)が17日に投開票され、自民の前市議が競り勝った。自民党派閥の裏金問題への逆風もあるなか、リベラル系が強いとされる武蔵野市で自民は昨年12月の市長選、10月の衆院選に続き、「3連勝」を果たした格好だ。何が起きているのか。
「勝てる要素はなかった。奇跡だ」
17日夜、自民公認で立候補した東真理子氏(58)の当選が決まると、陣営幹部は胸をなでおろした。票数は1822票差の接戦だった。
選挙戦の序盤から、陣営の自民関係者内では「厳しい戦いになる」との声が漏れていた。
立憲は野田佳彦代表らが応援、一方で自民は「イメージが…」
武蔵野市はかつて、旧衆院東…