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サインを記した色紙を手にする愛知工大の中村優斗投手=2024年11月13日、愛知県豊田市、辻健治撮影
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 プロ野球・東京ヤクルトスワローズにドラフト1位指名された愛知工業大の中村優斗投手(21)は、最速160キロの直球を持ち味とする右腕だ。大学最後のシーズンを振り返るとともに、プロでの意気込みを聞いた。

 ドラフト会議ではヤクルトの単独指名を受けた。「初回入札での1位でプロに行きたかったので本当にうれしかった」

 日本代表「侍ジャパン」に抜擢(ばってき)され、3月の欧州代表との強化試合では1回を三者凡退で抑える好投。150キロ台の直球を連発し、注目度が一気に高まった。愛知大学リーグでの戦いに戻ると、「抑えて当然と見られ、スピードや奪三振を期待される。(自分に対する)相手バッターの意気込み方も違った。プレッシャーはいつも以上にあった」。

 長崎・諫早農高では3年の夏、初戦敗退だった。全国的には無名の存在がなぜ、最高の評価を得てプロ入りするまでに飛躍できたのか。大学での4年間で心がけてきたのは「考えて練習すること」だという。

 周囲からのアドバイスは必ず…

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