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復興祈願の花火打ち上げについて、石川県七尾市の小丸山小にオンラインで報告する豊田小の6年生たち=2024年11月14日午前8時35分、新潟県長岡市豊田町
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 石川県の能登半島で12月6日、元日の地震からの復興祈願花火が打ち上がる。2004年の中越地震で被災地となった新潟県長岡市と元日の地震で被災した石川県七尾市の、双方の小学校の6年生が取り組んだ募金が原資。そんな子どもたちの姿に動かされ、新たに寄付を募るクラウドファンディング(CF)も始まった。

 花火は同日午後5時から、七尾市の道の駅「能登食祭市場」そばの海岸で打ち上げられる。慰霊と復興への願いを込め、白一色の花火や不死鳥をイメージした連続花火「フェニックス」などが予定されている。

 きっかけは4月。総合学習の時間で能登半島地震について学んだ長岡市立豊田小の6年生から「被災地を支援したい」という声が上がったことだった。20年前の中越地震を経験している長岡市民にとって、翌05年に打ち上げが始まったフェニックス花火は復興に向けた心の支えの一つになった。その花火を能登でも打ち上げようとの話になり、「フェニックスプロジェクト」と名付けた計画が同校で動き出した。

 その後、人づてに七尾市立小…

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