「雄星でもできたんだから、自分もできると思ってほしい」。大リーグ・アストロズの菊池雄星投手(33)は10日、岩手県花巻市で小中学生ら約800人に講演した。控え投手だった中学生の時に、親を楽にさせようとプロを目指した経緯、日米の野球の違いから将来の夢まで「挑戦と失敗の繰り返し」を1時間以上熱弁した。
少年時代、「親が学校に呼び出されるほどのやんちゃ」だった菊池投手に、親は運動や芸術など八つ習い事をさせたが、「負けると悔しくて泣いた」野球を続けた。ただ、中学2年までは控え投手で背も高くない目立たない存在だった。
「コツをつかむと一気にうまくなる」
ある日、母が4人きょうだい…