写真・図版
防犯教室で闇バイトへの警鐘をならしたAKB48の平田侑希さん=2024年11月12日午後2時25分、和歌山市、伊藤秀樹撮影

 高額な報酬をうたい、強盗や詐欺などの犯罪に加担させる「闇バイト」への警戒を高めてもらおうと、和歌山県警は12日、和歌山市の県立桐蔭高校で防犯教室を開いた。警察庁特別防犯支援官を務めるアイドルグループ「AKB48」メンバーの平田侑希さんが特別ゲストとして参加し、警鐘をならした。

 会場の体育館に集まったのは、同校の生徒や併設の桐蔭中学校の生徒ら約1千人。「仕事の具体的な内容が不明」「高すぎる給料」などといった闇バイトであることを見分けるポイントを学んだ。平田さんは「一度応募してしまったら簡単に辞めることができない。絶対に甘い言葉にだまされないでください」と呼びかけた。

 参加した高校2年生の田中那美さんは「スマホやSNSに潜む危険を知って、危機感を持った」。同じく高校2年の中谷桧生さんは「SNSで出会った人を信用しすぎることなく、適度な距離をとりたい」と話した。(伊藤秀樹)

共有