楽天グループは13日、傘下の楽天カードとみずほフィナンシャルグループ(FG)の資本業務提携を正式決定した。楽天カードの株式15%弱を譲渡し、みずほFGが約1600億円を出資する。法人を含むみずほFGの顧客基盤を生かし、楽天カードの事業拡大を図る考えだ。
楽天Gは9月末、楽天カードがみずほFGと資本業務提携する検討に入ったと公表。年内の提携を目指し、出資比率や出資額など詰めの検討を進めてきた。楽天Gの三木谷浩史会長は13日の決算説明会で「法人カードの発行など総合的な補完関係が実現できる」と提携の意義を語った。提携後も楽天カードは楽天Gの連結子会社にとどまる。
楽天カードは、発行枚数が現在3千万枚を超える。ECサイト「楽天市場」とともに、楽天ポイントを売りに顧客を自社サービスに囲い込む「楽天経済圏」の中核だ。ただ、個人向けクレジットカードとしての成長には限界も指摘されてきた。
今回、楽天Gは、みずほ系列…