自民党と立憲民主党の両国会対策委員長が7日午前、国会内で会談し、衆院予算委員長のポストを立憲が持つことで合意した。予算委員長を野党が握ることは異例で、衆院選で与党が過半数割れとなったことで与党は大幅な譲歩を迫られた形だ。
会期については、早期に臨時国会を開くことなどを条件に、14日までの4日間で合意した。
自民の坂本哲志、立憲の笠浩史両国対委員長が会談。本会議の議事などを決める議院運営委員長はこれまで通り自民が持つ一方、他の委員長ポストは議席に応じて各党に配分することを確認。17ある常任委員長ポストは自民8、立憲6、日本維新の会1、国民民主党1、公明党1となった。
特別国会の会期をめぐり与党側は、臨時国会を早期に召集し、補正予算案の審議前に石破茂首相の所信表明演説や予算委員会での質疑などを行い、衆院政治倫理審査会を開催することを提案。野党側は提案を受け入れ、14日までの4日間とすることで合意した。