【対局中継】芝野虎丸名人ー一力遼棋聖【第49期囲碁名人戦第6局2日目】

 芝野虎丸名人(24)に一力遼棋聖(27)が挑戦した第49期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催、ホテル三日月協力)の第6局が30日、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で前日から打ち継がれ、一力棋聖が勝ち、初の名人位を獲得した。

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 立会人は張栩九段、新聞解説は河野臨九段、記録係は伊藤優詩五段と近藤登志希二段、YouTube解説は蘇耀国九段が務めた。朝日新聞デジタルでは七番勝負の模様をタイムラインで徹底詳報した。

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会見で笑顔を見せる一力遼新名人=2024年10月31日午後6時17分、千葉県木更津市、北野新太撮影

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一力新名人が自戦解説

 記者会見終了後、検討室に姿を見せた一力新名人は、恒例となっている勝者のYouTube解説への出演について「今日は……なくて大丈夫なんですか……?」と自ら提案。さすがに遠慮していたスタッフ一同を歓喜させた。疲れた様子も見せず、ポイントとなる局面について蘇耀国九段と丁寧に振り返った。感謝です!!!(北野新太)

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記者会見終了後、YouTubeでの解説に出演した一力遼新名人(左)と拍手の蘇耀国九段=2024年10月31日午後6時59分、千葉県木更津市、北野新太撮影

一力新名人、記者会見「アカウントに名人」

 感想戦の後、一力新名人が記者会見に臨んだ。主なやりとりは次の通り。

一力遼挑戦者、名人獲得 記者会見ライブ中継【第49期囲碁名人戦第6局】

 ――シリーズを通して納得の碁だったか。また、自分で点数をつけるとしたら。

 「終始難しい碁が多くて………

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