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会談に臨む立憲民主党の小川淳也(右)、国民民主党の榛葉賀津也(左)両幹事長=2024年11月1日午前10時29分、国会内、岩下毅撮影
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 立憲民主党は1日、国民民主党と幹事長会談を開き、自民党派閥の裏金事件を受け、政治改革の実現に向け連携することを確認した。国民民主が「対決より解決」を掲げ、衆院で過半数割れした与党と経済政策で接近する中、政治改革をてこに野党連携の枠組みにつなぎ留めたい考えだ。

 立憲の小川淳也、国民民主の榛葉賀津也両幹事長らが国会内で会談し、5日に両党首の会談を開き、政治・国会改革などに関する連携を協議することを申し合わせた。立憲はすでに日本維新の会、共産党とも党首間で同様の方針で一致している。11日に召集予定の特別国会での首相指名選挙では、立憲の協力要請に国民民主が応じず、両党の党首会談は維新、共産の後回しになっていた。

 立憲の野田佳彦代表は1日の会見で、衆院選について「政治とカネが最大のテーマだった」と指摘。「政治改革は本気で進める」と強調した。国民民主の榛葉氏も記者団に「政治とカネの問題は決着していない」と述べた。

 一方、榛葉氏はこの日、与党…

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