大河ドラマ「風林火山」や「JIN―仁―」シリーズなど、時代劇で好演してきた内野聖陽さん。公開中の映画「八犬伝」では、絵師の葛飾北斎を演じる。北斎について調べ、「生きる指針にしたい」と思うほどほれ込んだのだという。
江戸時代の人気作家である滝沢馬琴が、「八犬伝」を完成させる物語。馬琴(役所広司)は親友の北斎に挿絵を依頼するが、断られる。それでも馬琴は物語を少し書き進めるたび、自室で北斎に読み聞かせる。
作中の北斎はかなり粗野だ。自分を「おいら」と呼び、髪や服装は乱れきっている。
「マッドサイエンティストみたいにしたんです。『画狂老人』と本人も名乗っていたように、規格外の人間を表現したかった」
死ぬ直前まで……
北斎について知れば知るほど…