ヤマハ発動機は10月31日、車いすの電動化装置「JWG―1」を国内で来年1月に発売すると発表した。モーターやバッテリーを備えたこの装置を一般的な手動の車いすに装着すると、手軽な電動車いすとして使える。同社はこれまで車いす本体もつくってきたが、今後は強みのある電動化装置に専念する。
同社は電動化装置を1995年に発売するなど、国内では電動車いすの先駆け的な存在だ。新しい電動化装置は従来型に約10年ぶりとなる全面改良を施した。耐荷重や駆動力といった性能を向上させたり、バッテリーを軽くしたりした。
希望小売価格は税込み41万7120円から。販売目標は年間5千台。欧州や米国でも売り出す予定だ。(西山明宏)