建築材料のコンパネで軽トラックの荷台を囲み、能登半島地震の被災地を走る。コンパネには、赤い大きなハートマークに添えられた「頑張れ」「応援しています」の文字――。30回以上ボランティアに通う京都府舞鶴市の男性(66)が高校生に寄せ書きしてもらった。軽トラは復興への願いを運ぶ。
男性は、元日に起きた地震後の1月末ごろからボランティアに通う。舞鶴から車で被災地に入り、被災地にとめておいた自分の軽トラを使う。災害ごみの搬送が主な作業内容で、軽トラのほうが便利だからだ。
コンパネが役に立つ。汚れた畳や家財道具を住宅から指定集積場まで運ぶ際、荷崩れしないように軽トラの荷台の三方にコンパネを立てる。
■同時期にボランティア 寄せ…