経済産業省は29日、次世代半導体の国産化をめざす「ラピダス」について、支援のあり方を議論する委員会を設置すると明らかにした。巨額の資金調達が課題となっており、第三者の意見をふまえ、法制度や支援方法を検討する。
同社は北海道千歳市に建設している工場で、最先端半導体の量産を2027年に開始する計画だ。研究開発や製造装置には多額の資金が必要となる。政府は最大9200億円の支援を決めたが、さらに4兆円ほどのお金が必要と見込まれている。
政府はラピダスに対して「複数年度にわたって大規模に支援する」としており、量産化に向けた法案を国会に提出する意向だ。ただ、量産化が実現できるか不透明で、顧客となる民間企業からの出資は難航している。
委員には半導体の技術者のほ…