自民党が大幅に議席を減らし、野党が議席を伸ばした衆院選。しかし、政治学者の三浦まりさんは、野党のビジョンが見えなかった選挙だったと総括します。「男性政治」を打破し、選択的夫婦別姓の導入などを進めていくために、野党は何をすべきなのか。今後の政治への課題を聞きました。
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- 女性の当選者、過去最多に 2009年の54人を上回る
自民党が大きく議席を減らしたのは、やはり裏金問題や旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題がきちんと総括されないことへの不満が強かったということでしょう。誰が総裁であっても、結果はあまり変わらなかったと思います。
石破茂さんへの支持が急速に失速したのは、これまでの自民党とは違う路線になるのではという期待が早々に裏切られたからでしょう。総裁になる前と後で主張が変わり、「ぶれ」が目立ちすぎました。
では、高市早苗さんが総裁に…