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倉敷商―矢上 七回裏、矢上の三塁走者・上田が内野ゴロで生還し、決勝点を挙げる=2024年10月27日、島根県出雲市大社町の県立浜山公園野球場、石川和彦撮影
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 第143回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は27日、島根県立浜山公園野球場と松江市営野球場で準々決勝4試合があった。

 岡山学芸館(岡山1位)、広島商(広島1位)、米子松蔭(鳥取2位)、矢上(島根3位)が4強入りを決めた。11月2日に県立浜山で準決勝2試合がある。

 大会の結果は来春の選抜大会の重要な選考材料となる。決勝は3日の予定。優勝校は同月、東京都で開かれる明治神宮野球大会に出場する。(中川史)

岡山学芸館(岡山)9―2大田(島根)

 ◎…岡山学芸館は中盤以降に打線がつながりコールド勝ち。同点で迎えた五回、高安の適時打と佐藤滉のスクイズで勝ち越し。七回には3連打などで3点を加えた。大田は四回の無死満塁の好機に得点できず、流れを引き寄せられなかった。

広島商(広島)2―1開星(島根)

 ◎…広島商が息詰まる投手戦を制した。一回、西村、三田、藤田の長短打などで2点を先制。先発の徳永が9回を被安打5、1失点の好投をみせ逃げ切った。開星の投手陣も、二回以降は無死四球、被安打1のほぼ完璧な内容だった。

米子松蔭(鳥取)4―3盈進(広島)

 ◎…米子松蔭が驚異的な粘りをみせサヨナラ勝ち。1点を追う九回、2死無走者から代打坂本、新里の適時打で同点に。延長十一回は山内の適時打で試合を決めた。盈進は打線がつながらず、好投したエース木原を援護できなかった。

矢上(島根)6―5倉敷商(岡山)

 ◎…矢上が接戦を制した。追いつかれた直後の七回、内野安打で出た上田が捕逸などで進塁し、野選で生還し決勝点。八回から救援したエース的場が反撃を封じた。倉敷商は五回、3連打を含む4安打などで4点をかえす攻撃をみせた。

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