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商品を販売する和歌山商業高校の生徒たち=2024年10月26日午後0時43分、和歌山市、伊藤秀樹撮影

 商業を学ぶ和歌山県内の高校生らが販売実習をする「商業教育フェスタ」が26日、和歌山市駅前広場であった。県内12校の生徒や教員たちが地元の特産品などを販売した。

 会場には、神島高校の「梅やきとり」の香ばしい煙が漂っていた。生徒ら数人が、焼き鳥を慣れた手つきで焼いていた。同校の教員は「梅酢で味付けして焼きます。年間4万~5万本を売り上げる地元で大人気の焼き鳥です」とアピール。

 和歌山商業高校のブースでは、「あら川の桃」を使用したジュースや健康器具が並んでいた。森崎星さん(3年)は、「桃ジュースはトロッとして、ヨーグルトに合わせてもおいしい」とPR。米田奏夢さん(同)は、背中など自分の手が届かない部位をかく「孫の手」を地元企業とコラボして開発した。「肩こりに悩んでいた祖父母の声を聞き、商品化した」と話した。(伊藤秀樹)

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