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北海道

 26日午前9時ごろ、「漁船が転覆している」と北海道の函館海上保安部に鹿部漁協(鹿部町)から通報があった。

 海保によると、漁協近くの本別漁港沖に同漁協所属の1人乗り刺し網漁船・第5魁丸(2・6トン)が船底を上にして浮いており、約30分後に海岸に漂着した。乗っていたとみられる船の所有者の男性が行方不明になっている。

 この事故に続き、同日午前9時45分ごろ、「無人の漁船が見つかった」と函館海上保安部に松前さくら漁協(松前町)から通報があった。

 海保によると、松前町江良沖に同漁協所属のタラ一本釣り漁船・友笑丸(0・9トン)が船外機を揚げ、漁具を出したまま漂流。乗っていたとみられる船の所有者の男性と連絡が取れなくなっている。

 鹿部町は渡島半島の太平洋側で、松前町は日本海側。いずれの海域も天候は晴れで、波は1メートル前後だったとみられる。風は鹿部町沖で西北西6メートル。松前町沖で北西3・2メートルだったという。(神村正史)

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