北朝鮮が少なくとも3千人の兵士をロシアに派遣したとの分析を米政府が明らかにした。兵士をウクライナの戦場に送る場合、北朝鮮は国際法との関係でどのような主張をしうるのか。西平等(たいら)・関西大教授(国際法)に聞いた。
- ロシア・北朝鮮、深まる軍事協力 東アジアの安保環境に影響も
北朝鮮が今後ウクライナに派兵することがあるとすれば、ロシアがウクライナから攻撃されているとして、集団的自衛権などを正当化の理由に用いる可能性が考えられる。集団的自衛権は武力攻撃を受けた被害国からの要請を受けて、他国がともに反撃する権利を指す。
国連憲章は加盟国の武力行使…