低価格帯のテレビに強く、北米市場で高いシェアを誇ったことで知られる船井電機が24日、破産手続きに入った。経営再建を目指し、2021年に東京の出版会社の傘下に入ってからわずか3年。役員が次々に交代するなど、経営の混乱ぶりが目立っていた。
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同社の取締役による準自己破産申請を受け、24日に東京地裁が決定した。破産管財人は、2010年に破綻(はたん)した日本航空の会社更生で管財人を務めた片山英二弁護士が選ばれた。
大阪府大東市の本社では同日午後、社員向けの説明会が開かれた。
「今すぐ集まってください」…