写真・図版
セガサミーの荘司宏太

 リリース時に捕手を見ずに思い切りぶん投げる〝あっち向いてホイ〟投法の持ち主。

 独特の投球フォームで大リーグ・レッドソックスでも活躍した岡島秀樹を思わせるのが、セガサミーの左腕、荘司宏太(24)だ。

 サウスポーでは例を見ない急角度のオーバースローから繰り出す球は150キロに達する。速い腕の振りに、緩急をつけた変化球が混ざる。周囲の評は「和製バルドナード」。豪速球を投げ下ろすプロ野球巨人の助っ人外国人の名が挙がるのは、くせの強さゆえか。

130キロの直球見たコーチ「だまされた?」

 国士舘大時代はマウンドに上…

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