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ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島で2024年10月2日、ロシア国旗を手にした兵士の壁画の前を通り過ぎる女性=ロイター

 ロシア内務省は19日、軍への登録義務を果たさなかったとして、ロシア極東に住む移民3人のロシア国籍を剝奪(はくだつ)したと発表した。インタファクス通信が伝えた。ウクライナ侵攻の長期化で兵士の確保が難しくなっているとみられ、移民らを対象に兵役逃れの摘発を強めている。

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 国籍を剝奪されたのは、極東ハバロフスク地方に住むタジキスタン出身の男性3人。8月にロシア国籍を取得したが、軍への登録をせず、内務省などに拘束された。ロシアからの追放処分になるという。

 この地方の軍関係者によると、今回の摘発を含む大規模な調査の結果、700人以上が軍に登録され、すでに17人が秋の徴兵で招集されたという。

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