連載 混迷を歩く アメリカ大統領選2024:続・黒人編2

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ジョージア州黒人共和党協議会のメンバー、アザド・アーマディさん=2024年9月17日午後6時13分、同州アトランタ、下司佳代子撮影

 米大統領選で、歴史的に民主党の岩盤支持層だった黒人の一部では「民主離れ」が進む。黒人女性のハリス副大統領(59)が民主党候補者となり、州人口の3割強を占める黒人票の動向が注目されている激戦州ジョージアにも、そうした人たちがいる。彼らはなぜ、共和党のトランプ前大統領(78)にひかれるのか。

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  • 【黒人編の初回はこちら】「生まれつき」民主党支持の黒人有権者 トランプ氏に投票決めた理由

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、過去の大統領選での黒人有権者からの得票(複数の調査の推計)は、16年は民主党候補が92%で共和党候補が7%、20年は90%と9%で、圧倒的な差がついた。今回、同紙とシエナ大の9月末~10月初旬の調査では、78%と15%で差が詰まっている。トランプ氏は特に男性や若年の黒人有権者から支持を集める傾向も明らかになった。

 同州黒人共和党協議会のメンバー、アザド・アーマディさん(41)は黒人社会で気兼ねなく民主党に異論を唱えられる環境をつくりたいと、トランプ氏支持を公言してきた。

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