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【言わせて!私の争点】支援物資のギャップ解消に取り組む 苔縄義宗さん

 2017年に会社を立ち上げ、現在は災害時などに使える携帯トイレの製造・販売や、支援物資のマッチングサイトを運営しています。能登半島地震では企業や個人から約3万点の支援物資の登録を受け付け、被災者のニーズとあった5千点以上を現地に届けました。

 大きな災害が起こると、地域ごとに被災状況や復興の進み具合は異なります。ある町では防寒具が足りない。隣町では防寒具が余っているけどトイレが足りない、といったことが起こります。

 一方、全国には「何か力になりたい」と思う人が大勢います。ただ、能登半島地震では、石川県は「個人からの支援物資は受け付けない」としました。物流の混乱が起こった、過去の震災の教訓を生かしてのことだと思います。でも、被災した市町村に行くと、「衛生用品が足りない」「県に言っても変わらない」といった声を聞きました。

 ホームページで必要な物資を…

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