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ワン・フクオカ・ビルディングの地下1階に設けられる飲食ゾーン「天神のれん街」のイメージ図
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 西日本鉄道は16日、福岡市・天神で建設中の「ワン・フクオカ・ビルディング」(ワンビル)について、来年4月24日開業予定と発表した。新たに蔦屋書店やスノーピーク、NIKEなどが出店することも公表した。

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 ワンビルは福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の目玉の一つ。福岡ビル、天神コア、天神ビブレの3棟を一体的に再開発した。

 高さ97メートルの19階建て(地下4階)で、地下2階~地上5階が商業フロアになる。公表済みの高級ブランド「シャネル」と複合文化施設「スパイラル」の店舗に加え、16日には主要テナント9店の出店などを発表した。最終的には約120店が出店するという。

 物販では、蔦屋書店やスノーピークが天神エリア初出店となるほか、生活雑貨の中川政七商店が九州最大の旗艦店を設けることなどが決まった。

 飲食では、福岡ビルに店舗があった「ロイヤル」系列のレストラン「THE CONTINENTAL ROYAL&Goh」が1階に出店。地下1階には「天神のれん街」(7店舗、425席)とフードホール「iiTo TENJIN」(6店舗、380席)の二つの飲食ゾーンを設ける。九州・福岡の有名店も出店するという。

 地上5階の「天神福食堂」は209席を備え、ワンビルで働く人と来館者の双方の利用を想定。午後3時以降は打ち合わせや懇親会でも使えるようにする。(江口悟)

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