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ベイルートで2024年10月10日、イスラエルの空爆現場で被害を受けた車の周辺にたたずむ人たち=ロイター
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 イスラエル・レバノン国境の監視を担う国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は10日、イスラエル軍の戦車による砲撃で、平和維持要員2人が負傷したと発表した。UNIFILは「平和維持要員への意図的な攻撃は国際人道法違反だ」と非難した。

 UNIFILが同日出した声明によると、レバノン南部ナクーラのUNIFIL本部の監視塔が砲撃で倒れ、2人が負傷した。9日には、イスラエル軍が国境監視のためのカメラなどを攻撃し、カメラが故障したとしている。

 一方、イスラエル軍も10日に声明を発表。UNIFILの施設付近を含むレバノン南部で軍事活動をしており、UNIFILに「安全な場所にとどまるよう通達した」としたうえで、「その後、UNIFIL側が発砲してきた」と訴えている。UNIFILへの攻撃については、明らかにしていない。

 一方、レバノン保健省は10…

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