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釧路刑務支所から保釈される桂田精一被告=2024年10月11日午後、HTB提供
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 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、運航会社社長の桂田精一被告(61)=業務上過失致死罪で起訴=が11日、保釈された。保釈保証金は1千万円。

 桂田被告の弁護士が、9日の起訴直後に保釈請求していた。釧路簡裁が10日に保釈を認める決定を出し、釧路地検が不服を申し立てる準抗告を行ったが、釧路地裁が即日退けた。証拠隠滅のおそれがなくなったと判断したとみられる。

 勾留されていた釧路刑務支所から出てきた桂田被告は報道陣に向かって深く頭を下げ、車に乗り込んだ。(新谷千布美)

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