京都府福知山市下天津の田んぼで9日午後8時5分ごろ、近くに住む男性(68)が血を流して倒れているのを消防署員が見つけ、その場で死亡が確認された。男性の胸にあった傷口の状況などから、府警福知山署は、シカの角に突かれた可能性があるとみている。
署によると、消防署員は、角のあるオスのシカが田んぼから走り去る様子を目撃しており、足跡も残っていたという。男性の服には、動物のものとみられる毛も付着していた。田んぼの周りには動物よけの柵が巡らされていたが、出入り口が開いていたという。
男性は9日午後2時半ごろに、草刈りのために家を出たが夜になっても戻らず、家族や警察、消防が捜していた。(滝川直広)