9日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が431ドル値上がりし、3営業日ぶりに史上最高値を更新した。米景気先行きへの期待に加え、原油価格の下落も株高を支えた。
ダウの終値は、前日より431.63ドル(1.03%)高い4万2512.00ドルだった。米大企業を幅広く網羅する株価指数「S&P500」も0.71%上昇し、最高値を更新した。
先週末に発表された9月の雇用統計は市場予想を上回った。米景気先行きへの安心感が続いており、株式が買われた。また、米国の原油在庫が増えたため原油価格が下落したことも、インフレ(物価高)再燃の懸念後退につながり株価を押し上げた。(ニューヨーク=真海喬生)