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刈った稲を集める児童ら=2024年10月7日午前10時40分、高知県四万十市入田、笠原雅俊撮影
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 高知県四万十市の具同小学校の5年生約80人が7日、四万十川近くの田んぼで稲刈りを体験した。

 同小は、農薬の使用量を制限した市の「しまんと農法米」栽培プロジェクトに協力しており、児童たちは6月に田植えをした。

 この日は幡多農業振興センター職員から「水田にイノシシが侵入し、倒れた稲もありました」という話を聞いた後、鎌を手に黄金色の稲穂と向きった。初めはおぼつかない手つきだったが、だんだんと慣れてサクッサクッと次々と根元から刈り取った。

 野村美尋さん(10)は「お米が足りないというニュースを家族と聞いていた。稲刈りしてみて、お米がないと大変だなと思った」と話した。

 児童らは新米を学校で味わうほか、参観日での販売を予定している。(エリアリポーター・笠原雅俊)

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