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上皇后美智子さまが入院する東京大学付属病院に入る上皇さま=2024年10月7日午後5時15分、東京都文京区、杜宇萱撮影

 宮内庁は7日、上皇后美智子さまが住まいの東京・元赤坂の仙洞御所で転倒し、右大腿(だいたい)骨上部の骨折と診断された、と発表した。8日に東京大学医学部付属病院(東京都文京区)で手術を受け、当面の間入院するという。

 同庁によると、上皇后さまは6日夕、立った状態からバランスを崩して転倒。右足に断続的に強い痛みがあり、7日に東大病院で検査を受けた。その結果、右大腿骨上部の骨折と診断され、そのまま入院することになった。上皇さまも追って同病院に入り、お二人で医師から検査結果の説明を受けたという。側近によると、お二人とも冷静に受け止めている様子だという。

 上皇后さまの入院、手術は2019年に乳がんの摘出手術を受けた時以来。今月20日には90歳の卒寿を迎える。(中田絢子)

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