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イスラエル南部キブツ・ベエリで2024年10月7日、イスラム組織ハマスの攻撃から1年の式典に参加する人々=ロイター

 パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まって、7日で1年がたった。ガザで市民を含めた4万1千人以上が死亡するなか、イスラエル軍はハマスの敗北を主張。イスラエル、そしてパレスチナの人々は、地域紛争に拡大している戦闘にどのような意見を持っているのか。

 7日、360人以上が犠牲になった野外音楽イベントの会場があったイスラエル南部のキブツ・レイム近郊で犠牲者の遺族らが集まる集会があり、ハマスの襲撃が始まった時間の午前6時29分(日本時間午後0時29分)から黙禱(もくとう)した。ヘルツォグ大統領も参加した。

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 イスラエル軍のハレビ参謀総長は6日、「我々はハマスの軍事部門を打ち負かした」などとする声明を発表した。今後も戦闘を続ける姿勢を示し、「我々は敵の能力を破壊し、それが再び構築されないようにすることで、(昨年)10月7日のような事態が再び起こらないようにする」と述べた。

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