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米ホワイトハウスで3日、記者団の質問に答えるバイデン大統領(右)=ロイター

 バイデン米大統領は3日、イスラエルによるイランの石油関連施設への攻撃を支持するかとホワイトハウスで記者団に問われ、「その件については協議中だ」と答えた。その後、「そうなるのは少し……ともかく」とあいまいに続けたため、攻撃を容認する意図を示した発言かは不明だが、発言の直後に原油供給への不安が広がり、国際指標の米WTI原油先物価格が前日より5%以上値上がりして取引を終えた。

 バイデン氏はイスラエルによるイランへの報復を許可するかと問われた際は、「許可するのではない、助言するのだ」と断った上で「きょうは何も起きない」と述べた。

 ホワイトハウスによると、主要7カ国(G7)は3日、中東情勢の悪化に「深い懸念」を表明し、イランのイスラエルに対するミサイル攻撃を「最も強い言葉で非難する」との首脳声明を出した。また、イスラエルの安全に対する「確固たる関与」を改めて強調した。

 声明はイランに対し、イエメ…

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