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 ウクライナ南部ヘルソン中心部で1日午前9時(日本時間午後3時)ごろ、ロシア軍による攻撃があり、当局によると、6人の死亡が確認された。他に6人が負傷し、そのうち1人が重体という。

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 全面侵攻開始後、ヘルソンは一時ロシア軍の占領下にあり、2022年11月に解放された。だが、ロシア軍から継続的に攻撃を受けている。今回被害にあったのは、中央市場やバス停の近く。検察によると、大砲が使われたとみられるという。

 ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで、リンゴを入れるカゴの前で亡くなったとみられる遺体の写真を投稿。「ロシアによる日々のテロ、命を破壊しようとする試みは止めることができる」と指摘し、支援国の「決断」を求めた。長い射程の兵器をロシア領内で使う許可を念頭に置いているとみられる。(藤原学思)

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