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3メガバンクの看板=東京都内

 3メガバンクなど大手銀行は30日、住宅ローンの変動型金利を10月1日から引き上げると発表した。既存の契約者らを対象に、9月と比べて0.15%幅上げる。日本銀行が7月に政策金利を同じ幅で引き上げたことに伴うもので、大手行の変動金利の上昇は約17年ぶり。来年1月以降の返済分から増額する可能性がある。

 住宅ローン金利には固定型と変動型があり、約7割が変動型を選んでいる。日銀は3月に金融緩和策を転換して17年ぶりに利上げし、7月には追加利上げも実施した。変動金利の引き上げはこの動きを受けたもので、新規と既存の変動金利の契約者に広く影響することになる。

  • 【そもそも解説】住宅ローン変動金利が上昇、返済額はいつ変わる?

 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは10月から、変動金利の基準金利を2.475%から2.625%に0.15%幅上げる。りそな銀行と三井住友信託銀行も同様に上げる。対象は既存と新規契約者で、みずほだけは新規の金利を据え置く。

 実際に契約者が支払う金利は…

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