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京都府

 大学院の指導教授の推薦状を偽造し、奨学金を詐取しようとしたとして、京都府警西京署は24日、大学院生の男(37)=京都市南区=を有印公文書偽造・同行使、詐欺未遂の疑いで逮捕し、発表した。「この件については言いたくありません」と黙秘しているという。

 署によると、大学院生は2023年5月ごろ、東京の公益財団法人に奨学金を申請するため、在学する国公立の大学院の指導教員が実際には推薦していないのに、推薦状の推薦所見欄に教員の名で署名・押印し、「研究に対してとても意欲的な学生。他の学生と比較してもずば抜けたものがあります」などと記入。推薦状を大学教務学生課に提出し、学長の公印を押させるなどした疑いがある。

 大学院生は推薦状を公益財団法人に提出したが、支給対象には選ばれなかったという。偽造を疑った大学が警察に告発していた。(関ゆみん)

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