災害時に赤ちゃんや母親を避難所でどう守るか考えるイベント「赤ちゃんとママを守る避難所づくり」が28日、跡見学園女子大学(東京都文京区)で開かれる。午後1時から4時半までで誰でも無料で参加出来る。
第1部のワークショップはグループに分かれ、能登半島地震で被災した赤ちゃんのいる家族の体験談を新聞記事などで学び、対応策を考える。第2部のシンポジウムは、「家族と地域の支えあい~避難所づくりのポイントは?~」と題して、内閣府や文京区の防災担当者、同大の教授らが議論する。
会場では同大に備えている段ボール製の簡易ベビーベッドや、災害用のパーティションなども展示。妊婦体験ジャケットや赤ちゃんの人形を用意し、被災時の大変さを参加者に疑似体験してもらう。
同大は文京区と協定を結び、災害が起きた際、自宅で生活が難しい妊婦や、赤ちゃんと母親を一時的に受け入れ、避難生活のサポートをする役割を担うことになっている。企画した同大地域交流センターの川副早央里さん(39)は、「身重だったり赤ちゃんを抱っこしたりして被災したらどうなるのか、思いを寄せて欲しい」と話す。
申し込みは23日まで。問い合わせは、同大地域交流センターの03・3941・7420へ。(平山亜理)