台風11号が東南アジアなどを直撃し、各地で大きな被害を出している。ロイター通信などによると、ベトナム、フィリピン、中国南部で10日午後までに判明した死者数は、少なくとも計151人に上った。
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ベトナムでは大雨などで、北部を中心に洪水や地滑りが多発。台風が熱帯低気圧に変わった8日以降も被害が続いた。9日には最北部の都市で乗客ら20人を乗せたバスが土砂崩れに巻き込まれた。また、別の都市では橋が崩落した。
ロイター通信は当局者の話として、同国では10日午後時点で127人が死亡、54人が行方不明だと報じた。
また、北部イエンバイ省では、洪水により約1万8千世帯が浸水し、約5万9千人が避難を余儀なくされている。AFP通信が10日、地元当局者の話として伝えた。
「気候変動により勢力を増している」識者は指摘
被害が多かった地域には、国…